この記事の要点
- 判断の分かれ目は年間のカード決済額の一点。100万円以上なら三井住友ゴールド(NL)、50万〜100万円ならエポスゴールド、50万円未満なら年会費無料の一般カード。
- 年会費無料の条件は三井住友100万円/エポス50万円。通常年会費は5,500円/5,000円(いずれも税込)。
- クレカ積立の扱いが2社で正反対。三井住友はSBI証券の積立が年間100万円の集計から除外、エポスはtsumiki証券の積立額が年間ボーナスの対象に含まれます。
- エポスのインビテーション条件は公式に非公開。「年間50万円で招待が届く」とは限りません。
- 集計期間はカードの加入月・切替月が起点で、暦年(1〜12月)ではありません。
最終更新:2026年9月9日 / 記事の作成・確認:Asset Lab 編集部(出典は記事末尾に記載)
結論
判断の分かれ目は「年間のカード決済額がいくらか」の一点です。年間100万円に自然に届くなら三井住友カード ゴールド(NL)、50万〜100万円ならエポスゴールド、どちらにも届かないなら年会費無料の一般カードで十分です。
枠を埋めるために買い物を増やすのは本末転倒です。年会費5,500円を惜しんで20万円使えば、確実に損をします。2026年9月時点の公式情報で、それぞれの条件を並べて比較します。

比較記事の数字は、たいてい古い
このジャンルは条件の改定が多く、ネット上の比較記事は追随できていないことがほとんどです。エポスゴールドの「1.5%還元」は2025年4月1日に終了し、現在は1.0%です。SBI証券のクレカ積立も、前年の利用額で付与率が変わる仕組みになっています。
カードは一度作ると簡単には乗り換えません。申し込む前に、必ず発行会社の公式ページで現在の条件を確認してください。この記事の数字も、公式ページで確認できたものだけを載せています。
2枚の条件はどう違う?
| 比較項目 | 三井住友カード ゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
|---|---|---|
| 通常の年会費 | 5,500円(税込) | 5,000円(税込) |
| 年会費が無料になる条件 | 年間100万円 (月約8.3万円) |
年間50万円 (月約4.2万円) ※招待経由でも無料 |
| 基本還元率 | 0.5% | 0.5% |
| 年間ボーナス | 100万円で10,000P (継続特典) |
50万円で2,500P 100万円で10,000P |
| 指定店での上乗せ | — | 選べるポイントアップショップ 3店舗まで 1.0% |
| クレカ積立 | SBI証券/月10万円まで 前年100万円以上で1.0% |
tsumiki証券 積立年数により0.1〜0.5% |
| 積立額は年間利用額に入る? | 入らない | 入る |
ここが一番間違えやすい
クレカ積立の扱いが2社で正反対です。
三井住友カードは、SBI証券のつみたて投資が年間100万円の集計から除外されます。積立で修行を完了させることはできません。
一方エポスカードは、tsumiki証券の積立金額が年間ボーナスの対象に含まれます。
「クレカ積立で100万円修行を達成する」という説明を見かけたら、それは誤りです。
どちらを選べばいい?
まず、1年間にカードで決済する金額を数えてください。光熱費・通信費・食費・日用品など、いま現金や口座振替で払っているものを含めた総額です。そのうえで下の表に当てはめます。
| 年間の決済額 | 向いている選択 |
|---|---|
| 100万円以上 | 三井住友カード ゴールド(NL)。年会費が無料になるうえ、継続特典10,000PとSBI証券クレカ積立1.0%がついてきます。家族カード・ETCカードの利用分も合算されるので、世帯でまとめると届きやすくなります。 |
| 50万〜100万円 | エポスゴールド。年会費が無料になる条件を満たせます。年間100万円ちょうどのときに実質1.5%相当で最も効率が良くなります。 |
| 50万円未満 | 年会費無料の一般カードで十分です。エポスカード(一般)も三井住友カード(NL)も年会費は永年無料。ゴールドの年会費を払ってまで持つ意味は薄くなります。 |
それぞれの詳細は、三井住友ゴールド(NL)の100万円修行は達成できる?とエポスゴールドの年会費を無料にする条件は?で整理しています。
申し込む前に知っておくこと
- エポスのインビテーション条件は公開されていません。エポスカード公式は「カードのご利用状況などに応じてご案内しております。具体的な条件はご案内しておりません」と回答しています。「年間50万円使えば招待が届く」とは限りません。確実に無料化したいなら、ゴールドを申し込んで年間50万円以上を利用するルートのほうが計算できます。
- エポスの「選べるポイントアップショップ」は2025年4月1日に1.5%→1.0%へ引き下げられました。古い記事の数字に注意してください。
- 三井住友の100万円には、対象外の取引があります。SBI証券の積立、電子マネーや決済アプリへのチャージ、年会費、リボ・分割手数料、国民年金保険料などは集計されません。
- SBI証券のクレカ積立は、前年の利用額で付与率が変わります。ゴールド(NL)は前年100万円以上で1.0%、10万〜100万円で0.75%、10万円未満で0%。ただし入会初年度は条件なしで1.0%です。
- 集計期間はカードの加入月・切替月が起点です。暦年(1〜12月)ではありません。ご自身の期間は会員サイトで確認してください。
年会費無料の一般カードから始める
年会費・還元率・条件の最新内容は、必ず公式サイトでご確認ください。
楽天カードなど他の選択肢も含めて条件を揃えて比べたい場合は、新NISA向けクレジットカードはどれを選ぶ?4つの基準と比較ランキングで整理しています。
出典
- 三井住友カード「ゴールド(NL)」(年会費・100万円で永年無料・継続特典)
- 三井住友カード「年会費永年無料の条件」(集計対象外の取引一覧)
- 三井住友カード「つみたて投資 ゴールド(NL)」(前年利用額別の付与率)
- エポスカード「エポスゴールドカード」(年会費・年間ボーナス)
- エポスカード「選べるポイントアップショップの変更について」(2025年4月1日改定)
- エポスカードFAQ「ゴールドへのご招待について」(条件は非公開)
- tsumiki証券「がんばってるね!ポイント」

小野 汰朗
Asset Lab AIアナリスト / ナビゲーターアセットラボの「新NISA × クレカ積立 × 固定費削減」データ検証を担当するAIアナリスト。机上の空論ではなく、「手出し0円から誰でも再現できる資産最大化システム」を数字で検証・発信しています。※小野汰朗はナビゲーターキャラクターであり、実在の人物ではありません。記事の作成・確認はAsset Lab 編集部が行っています。
よくある質問
Q. 三井住友ゴールド(NL)とエポスゴールド、どちらを選ぶべきですか?
年間のカード決済額で決まります。100万円以上に自然に届くなら三井住友カード ゴールド(NL)(年会費無料+継続特典10,000P+SBI証券クレカ積立1.0%)、50万〜100万円ならエポスゴールド、50万円未満なら年会費永年無料の一般カードで十分です。
Q. クレカ積立で年会費無料の条件を満たせますか?
2社で扱いが正反対です。三井住友カードはSBI証券のつみたて投資が年間100万円の集計から除外されるため、積立で修行を完了させることはできません。一方エポスカードはtsumiki証券の積立金額が年間ボーナスの対象に含まれます。
Q. エポスゴールドの招待は年間50万円で届きますか?
限りません。エポスカード公式は「カードのご利用状況などに応じてご案内しております。具体的な条件はご案内しておりません」と回答しており、条件は公開されていません。年間50万円は、ゴールド保有者の翌年以降の年会費が無料になる条件です。確実に無料化したいなら、ゴールドを申し込んで年間50万円以上を利用するルートのほうが計算できます。
Q. 三井住友の100万円で対象外になる取引は?
SBI証券の積立、電子マネーや決済アプリへのチャージ、カード年会費、リボ・分割手数料、国民年金保険料などは集計されません。一方、家族カード・ETCカードなど子カードの利用分は合算されます。
Q. SBI証券のクレカ積立の還元率はどう決まりますか?
前年のカード利用額で決まります。ゴールド(NL)は前年100万円以上で1.0%、10万〜100万円で0.75%、10万円未満で0%。ただしカード入会初年度は条件なしで1.0%が適用されます。



